間接照明、というものが室内にないので就寝時には全ての照明を切る。ベッドサイドに小さい照明があると嬉しいが懐中電灯が慎ましく置かれていた

1合しか飲まなかったので、5時間しか寝ていないが気持ちよく目が醒めた。4時過ぎ、外は既に仄かに明るくなっている
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昨夜の湯疲れが怖くて長湯は出来ない。10分で湯から上がる。それでも20分は汗が出続ける。脱水しないように頑張って水を飲む。

温泉宿に通いだしてから長いのでお湯との付き合い方はある程度分かっているものと思っていた。だがそれはただの驕りだった。分析表を読めばよかった。滞在時は「なんでここのお湯はいつまでも体が冷えないのだろう?無色透明で弱そうなお湯なのに、加水して40℃以下にしているのに」と首を傾げるばかりだった

部屋にカーテンがないので室内は少しずつ明るくなる。ぼんやりと眺めながら過ごす。外気は寒いが室内は冷えない。暖房を付けると却って熱いくらいだ。そういえば冷蔵庫に日本酒が2合残っている。どうしたものかと考えあぐねた末、大吟醸を1合飲んだ。残した漬物を肴にする。昆布の甘さに体が喜ぶ。残り1合は…どうにもならないなと諦めてベッドに戻る(とmこ持参のジップロックに入れて持ち帰った。相変わらず用意が良い)

2度寝で寝坊しないようにタイマーを掛けて寝た。タイマーで起こされると眩しい世界に変わっていた
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朝食は8時又は8時半開始。10分前に用意に来ますと告げられ時間ぴったりに来てくれる
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宿泊した建物に食事を持ってきてもらうって、すごい贅沢な気分になる

国立公園内の宿なのでお客さんも多い。おはようございます
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「朝食の準備が整うまで2階で寛いで頂いても良いですよ」
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朝食にも説明書きが(鶏舎の表記がツボにはまる)

一切の説明も無かったけどしれっと窯焚きのご飯。もっとアピールしても良いのよ
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味噌汁も温めてから供してくれる
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朝食時に「鮮魚を買って帰りたい」と質問したら地図と冊子を持ってきてくれて営業しているであろうお店をいくつか教えてくれた。地図には付箋が貼ってあった。ありがとう
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夕食の終わりに「牛乳」「ヤスダヨーグルト」「オレンジジュース」から選ぶ
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こんな感じで完成
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米が旨かった
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僕は旅館で「米が旨い」と思うことはそんなに無い。貧乏舌だから。米なんて体を動かす為の炭水化物程度の認識しかない。でも喜久屋の米は何故か特別に美味しく感じた。おかずが邪魔なのだ。米だけ口に放り込んで米の味を堪能したら味噌汁で塩分を補給する。それだけで満足してしまう
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ということで、おかずはおかずとして頂く
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鮭の焼漬け
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カタクリとホタルイカの生姜醤油掛け
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椎茸味噌と自家製きゃらぶき
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女川ハム
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自然薯
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イカ刺し
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梅干し・大根漬け・あねさ漬け
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あねさ漬け=刻み野菜の味噌漬け、なんだけどとてもしょっぱい。最初は面白い味で「買ってかえろ」と思っていたが食べすすめるうちに「うん、まぁ次回宿泊したときに楽しめば良いか…」と気持ちが変わるくらいしょっぱい。この量を御飯の友にしようと思うと4~5杯要る

わらびのお浸し
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のっぺ
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赤い色の物体はコンニャクっぽかったです。上品なのっぺ

2種類の豆腐の鍋
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鍋は沸騰直前で火が消えた。椎茸は見た目、煮えたように感じない。でも半生でも大丈夫だろと食べてみるととても濃い椎茸に驚く。素晴らしい椎茸だった。
菜花は食前に「おいしい菜」という説明を受けていたが「おいしい菜」と頭で変換できず、説明が理解できずにいた。なのでほぼ忘れた状況で食べたら「かき菜」の味がする。かき菜は僕の実家地域で取れる地場野菜。普通のなばなに比べて明らかに苦くもっさりとしているからすぐ分かる。子供の頃その苦味が大嫌いだった。だから遠く離れた地でかき菜と同じなばなを口にしたことに心底驚いた。僕の認識ではかき菜は本当に狭い地域でしか消費されず10km離れた地域の人すら聞いたこともないと言われるような野菜なのだ。仲居さんに再度聞き直し「おいしい菜」で検索すると博多でかき菜をそう読んで栽培しているらしい。で、新発田でも栽培している人がいるらしい。なんだよ、やっぱりかき菜かよ美味しくないなばなに「おいしい菜」なんて付けるなよと思った。ただし、大人になってからかき菜の苦味が旨くて堪らん

温玉は双子卵らしい
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真ん中で両断すれば…
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食べ終わると可愛い魚が出てきた。タイノエ出てるぞIMG_20200514_083923

デザート
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杏仁豆腐っぽいけど…何だったか分かりませんでしたIMG_20200514_084026
朝食が終わり内線で告げる。「はい〇〇様」と名乗る前に名前で読んでくれる。宿泊前は家族経営的な緩めの旅館を想像していたが最初から最後まで裏切られた。唯一家族経営っぽいなと感じたのは警察が配った指名手配犯の写真が落書きされて全員両津勘吉になっているのを見たときだけだw(さてどこに貼ってあるでしょう?)

片付け中、チェックアウトの時間を聞かれる。前もってチェックアウト時間を申告しておけるのは有り難い。「あいつらまだ帰んないのかな?」とか思われずその時間までゆっくり出来る。

会計後、車で車庫まで送ってくれた。吊橋を車で渡るのは少し怖い
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女将さんが「又季節を変えて来てください」と挨拶してくれて見送ってくれた。そうだね、紅葉も真冬の雪景色も見てみたい。それに夕食のリベンジをしなくちゃだ