手白澤温泉　手白澤温泉ヒュッテ　5-1@奥鬼怒遊歩道

 
最初に大作を載せちまったから、これからの旅行記は蛇足のような気もするが


3月に行く「必要」があるのでHPを確認すると、どうやら2020年に入ってから休業してるっぽい。まだこの頃はコロナウイルスが原因の休業は一般的ではなかったし「事情により休業」的な表記だった。温泉は自噴だからお湯のトラブルの可能性はないだろう。ということは、健康上の理由かねぇと心配になる。

3月の下旬、念の為電話してみる。聞きづらい内容だが先延ばしにもできないし。奥さんが出て「ご主人が椎間板ヘルニアの手術のため休業」していたとのこと。手術も順調に終わり4月11日から再開。とりあえず不治の病じゃなくてホッとする。

僕らは再開前の7日から連泊した。これはさっき書いた「必要」な部分があって特別扱いしてもらっている。連泊も不可になっているが、これも特別扱い故。お察しください







いつもなら八丁の湯と加仁湯の送迎車で混む時間なのだが、送迎車も現れなかった


風が強く体は冷え、ビールは少しも旨く感じないがこれは薬だ


鬼怒の中将乙女橋を渡り終えたら、河川敷に降りる。本来の遊歩道は山を登るのだが、河川敷に降りてもいずれ遊歩道と合流する。なのでアップダウンが少ない河川敷を選択した

河川敷に出ると、景色の変化に気がつく。河川敷は削られ大きな石が目立つ。倒木の量も多い。歩きにくい

そして道が無くなった


本来なら矢印のように進めるのだが…


深さは10センチほど。なんとかして渡れないものだろうか思案する

橋まで戻ると時間を20分ロスする。

１　石を投げて即席の渡道を作る。２個投げて絶望する
２　裸足で渡る。水が冷たすぎて３歩以上は無理。急げば転んで大惨事になる



諦めて撤退。崖を観察しながら戻るとなんとかよじ登れそうな場所があった。ジグザグに歩き斜度を殺しながら登るが腐葉土が積もったような地面で踏ん張りが効かない。ケツを押したり引っ張り上げたりしながらなんとか遊歩道に出た。

山側は土砂崩れだらけ
奥の小さいのがとむこです

去年の台風19号の影響だろうか？毎年少しずつ遊歩道が消えていってるような気がする

川沿いも水に削られあちこち傷んでいる
手白澤への手土産が大きく、バックパックに入らなかったので養生テープで巻きつけました
パッと見は自然豊かって風景だけど
ボコッと陥没してたりするので山側も川側も安心して歩けず
遊歩道？的な

橋は壊れてなくて良かった


ここももう少し綺麗だった気がするが

ピンクのリボンが道標

一本道なんだけど時々「あれ？道が分からない」と考え込んでしまう時が3回ほど

ちょっと雪もあって


護岸工事はしてるようですがまだほんの一部。予算が足りないみたい


ぬかるみ場所は板が置いてあったり
野生のタピオカを見つけて栄養補給したり
八丁の湯に到着

随分木が切り倒されて明るくなってた

八丁の湯はまだ自粛に入っていなかったけどシーンとしてた

この日は埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、大阪府、兵庫県、及び福岡県に緊急事態宣言が出された日だった

いつものベンチを借りて昼食

たまごサンド・タンドリーチキンサンド

体を休めるとどんどん冷えるので食べ終わったらすぐ動く。4月とは言え風はとても冷たい

ショートカットの道は…面倒だから止めた

ここからが、ここからが本当に嫌な道

ずーっと登道で景色に変化もない。看板にはあと30分と書いてあるが、この30分がとても長く感じる 残り600m。微妙な距離が書かれていて喜んでよいのか分からない

クネクネした道でもう建物が見えるかな？見えない（怒）を繰り返す

13：50着。3時間50分掛かりました



冬の間幽閉中で魂が抜けた犬

つまらなそうな顔でお迎え